ダイエットによって、体重が減ること以外に得られる大切なこと
トレーナーの大瀧でございます。
年明けや夏前、何かイベントに向けてなど、
「ダイエットしなきゃ!」というタイミング、1年の間でも何回かあるのではないでしょうか。
それらのダイエットの目標のほとんどが、「体重」もしくは「体型」にあると思います。
それ自体は何も問題ないのですが、
もし、決意してもなかなかダイエットをスタートできなかったり、
始めても挫折してしまうことがあるのであれば、
ダイエットすることによって、体重が減ること以外に得られる大切なことがあるので、
今回は、それについて少しお話しさせていただきます。
ダイエットのその先を見ることができれば、
最初の一歩を踏み出しやすくなるかもしれません。
食べ物との適正な「距離感」を保つことができる
まず、ダイエットすることによって得られることとは、
食べ物との適正な「距離感」を保つことができる
ということです。
運動に加えて食事のコントロールも合わせながらダイエットした方々から、
「あれだけ食べたかったラーメンを、それほど食べたいと思わない」
「大好きだったジャンクフードだけど、たまにでいいかな」
このようなお話しをいただくことが、
指導させていただいていると、たくさんあります。
週に3回食べていたラーメンも、なかなかやめられなかったジャンクフードも、
ダイエットすることによって欲さなくなると言うのです。
ラーメンやジャンクフードだけではありませんが、
食べ物があまりに身近にあると、目標を達成することは難しくなってしまいます。
適正な「距離感」を得ることができれば、
目標達成した後も、理想の状態を保ちながら生活できるようになるので、
ダイエットの意義は、体重が減ることよりもココにあると思っています。
距離感を得るためのダイエットにおけるポイント
適正な距離感を獲得するためには、食事コントロールする上でひとつポイントがあります。それは、
一生、継続可能な方法
を、選択するということです。
ダイエットの食事というと、鶏肉・ブロッコリー・玄米…みたいなイメージがあるかもしれませんが、
これを何年も続けるというのは、現実的ではないかもしれません。
ダイエットがイベント化してしまうと、目標達成した後、
体重や体型が戻ってしまったり、リバウンドしてしまうことがあります。
ダイエットの語源は、「生活様式」というワードを含みますが、
如何に継続して、ご自身のライフスタイルに落とし込んでいくかという視点を忘れてはいけないと思っています。
まず初めに、現状認識を
ダイエットにおける情報は、今やネットやSNSを見ればたくさん収集することができます。
カロリー制限や糖質制限など、方法論はたくさんあれど、
先ほども申し上げましたが、ご自身が継続できる方法でないと一時的なイベントと化してしまいます。
そうならないようにするためには、まず、
現状認識すること
これに尽きます。
カーナビも、適切なルートを抽出するためには、
目的地を入力するだけでなく、まず現在地を適切に把握しなければルート抽出はできません。
「今から変わりたいのであれば、今を知る必要がある。」
師の受け売りですが、
ご自身に、何か過剰で何か足らないのかを客観的に分析してから、どのような方法にするか検討してほしいと思います。