脂質との付き合い方

以前の栄養素をご紹介したコラムで、脂質のお話しさせて頂きました。

他の栄養素に比べて2倍以上カロリーがあることや、
揚げ物など、どうしても悪いイメージがつきがちです。

しかし、油の種類には

『“必須”脂肪酸』

という、体に必要と言われる油もあるのです。

必要な油とはカラダにとってどんな良い影響があるのでしょうか?
今回は、そんな悪者になりやすい脂質にフォーカスして、

「脂質との付き合い方」と題してお話をさせて頂きます!

脂質に対して悪い印象が強い方や、
ダイエットでお悩みの方は
是非、読み進めてみてください!



①節制のしすぎにはご注意を!!



以前のコラムでもお話しさせて頂いた通り、
脂質は三大栄養素に含まれる大事な栄養素です。
そのため、節制しすぎてしまうとカラダには悪影響を及ぼします。

節制のしすぎによる悪影響の代表例として

・髪や血管が痛む
・免疫力が低下し、体調を崩しやすくなる
・ホルモンバランスが乱れることにより、
 女性の場合、生理不順が起きてしまう

ことなどがあげられます。

私自身も、過去に脂質を節制しすぎた結果、
肌に潤いがなくなり、髭剃りで大出血…
なんてことがありました。(笑)

健康被害とまではいきませんが、
脂質不足はわかりやすくカラダに現れます。



②『良質な油』を摂るべし!


油には、健康に良い油と、そうでない油があります。

まず、良い油とは、
前述した、「必須脂肪酸」という種類の油のことです。

これらは、摂取することで、
動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らし、
善玉コレステロールを維持してくれる働きがあります!

摂取のできる代表的な食品は

・エゴマ油
・MCTオイル
・青魚
・ナッツ類

などが挙げられます!

ちなみに、そうでない油とは、
お肉の脂やバターなどの主に動物性の油脂をさします。
これらは、動脈硬化や心疾患のリスクをあげる原因となってしまいます。

健康に良くない油は控え、

“良質な油”を摂るように心がけてみましょう!


③目的ごとのオススメ食品!



[健康レベルを上げたい方]
・エゴマ油
 サラダなどにかけて食べると手軽に摂取できます!

・青魚
 サバやイワシなど、タンパク質と同時に良質な脂が摂取できます!

[ダイエット中の方]
・MCTオイル
 アイスコーヒーなどに混ぜて手軽に摂取でき、
 素早くエネルギーに変わってくれます!

・ナッツ類
 小分けにして持ち運びも簡単なため、
 ダイエット中の間食に有効的につかえます!

 ※もちろん、どれも食べ過ぎには注意です!


最後に



脂質の印象が少し変わりましたでしょうか?

節制をしすぎてしまうと、
かえって悪影響がでてしまいますので、

「最近、極度な食事制限で体調を崩しやすいかも…」
「ホルモンバランスの乱れがあるかも…」

と感じる方は是非、今回ご紹介させて頂いたような、
『良質な油』を日々の食事に取り入れてみてください!